誰がお金を借りる?

未成年でもお金を借りれる方法!18・19歳以下で親ではなく自分名義で借りたいならどうしたいらいい?

18・19歳以下の未成年でも、ひとり暮らしで生活費不足などお金が必要となることは多くあるものです。中には、親・保護者に頼めずに困っている人もいることでしょう。

そんな場合には、お金を借りるということも一つの方法です。

とはいえ、金融機関・業者での借り入れは、成人であることを申し込み条件にしていることがほとんど。

そのため今回は、未成年でもお金を借りれる方法、自分名義で借りたい時の方法について、ご紹介していきましょう。

このページの要約点
  • 金融機関等のカードローンは基本的に20歳以上。
  • 基本的に未成年の契約行為は法定代理人の同意必要。
  • 同意書偽造は詐欺行為にあたるため絶対にNG。
  • 親にバレない借入は学生ローンや従業員貸付制度等。
  • 親権者の同意有で未成年でも様々な借入方法あり。
  • 借入が無理なら生活保護受給や副業などを試す。

【目次】このページ先読み

未成年でお金を借りる行為に法的な制限あり

未成年でお金を借りる行為は、法的に禁止されているわけではありませんが、民法にて制限されていることは事実です。

未成年の契約行為に際し、親や保護者といった法定代理人の同意が必要となるのです。(参考:民法「(未成年者の法律行為)第五条」)

つまり、未成年というだけで借り入れがなかなか困難であるといえます。

親が同意しても未成年が金融機関等でお金借りるのは難しい

金融機関・業者で人気の借り方といえば、やはりカードローンでしょう。

特に大手消費者金融のカードローンなら、最短即日融資に対応しています。

また大手消費者金融カードローンは、WEB(ネット)完結や無利息期間などサービスが充実、利便性の高さが際立っています。

一方で、最短即日融資には対応していないものの、銀行ードローンも比較的低金利でおすすめ。機関によっては、条件を満たすことでさらに金利優遇サービスが受けられることもあります。

ですが未成年の場合、金融機関・業者が提供しているローン商品では、申し込み条件の年齢制限がクリアできないことが多々。以下、大手金融機関・業者で提供されているカードローンの年齢制限を調べてみました。

年齢制限
アイフル 満20歳以上69歳まで
アコム 20歳以上
プロミス 18歳以上74歳以下※収入が年金のみの方は申込不可。
(18・19歳の方は収入証明書必須※高校生は申込不可)
レイク 満20歳~70歳
SMBCモビット 満20歳以上74歳以下
※収入が年金のみの方は申込不可
楽天銀行スーパーローン 満20歳以上62歳以下
三菱UFJ銀行バンクイック 満20歳以上65歳未満
三井住友銀行カードローン
満20歳以上満69歳以下
みずほ銀行カードローン
満20歳以上満66歳未満

便利なカードローンですが、大手金融機関・業者では、親権者の同意有無は関係なく、未成年には未提供という現状です。18・19歳以下の未成年は、その返済能力が乏しいと判断されがちであり、貸し倒れリスクがあまりに高いことが大きな理由です。

また未成年者の中に、親・保護者になりすまして同意書にサインをする人が出てきても珍しくはありません。

実際には親・保護者の同意なく契約締結となり、その後真相発覚となれば、民法の未成年者契約の取消権により無効も可能。民法第百二十条に記されています。

そのようなことから、金融機関・業者は、未成年への貸付を行っていないのです。

未成年でもお金を借りれる可能性~婚姻関係が成立している場合等

ただし未成年であっても、結婚・離婚の経験がある人は、民法上で成年者とみなされ、未成年者契約の取消権は行使されません。民法第七百五十三条にてその旨が記されています。

※注…全ての事項において成年者と認められるわけではありません。

そのため、大手消費者金融とは違い独自基準で審査を行う中小消費者金融のような業者なら、未成年でも融資の可能性があります。この場合、大手消費者金融に比べて高金利になること、取り立ても厳し目となる可能性があることを覚えておきましょう。

ちなみに、結婚経験がある未成年者であっても、ほとんどの銀行や大手消費者金融での融資は受けられません。

また未成年が成人としてお金を借りられる場合には、親の会社を引き継いでいることも挙げられます。民法第六条にて、営業許可を得た未成年は、その営業に関し成年者と同様の行為能力を持つことが許されています。

ただし事業主の借り入れに関しては、各金融機関・業者で年齢制限を設けているところが多々です。

「プロミスで未成年でも借りれた」等の口コミ評判に要注意

カードローンの口コミ評判をチェックしていると、以下のようなコメントが目に入ることもあります。

  • プロミスで未成年でも親の同意とともにお金が借りれた。
  • アコムでは未成年でもお金が借りれる。

ですが実際には、大手消費者金融のプロミスやアコムなどで、親の同意があったとしても未成年への貸付は行っていません。口コミ評判自体が虚言である、あるいは似た名前の業者に申し込んでいる可能性が考えられます。

中には故意に名前を似せた悪質な違法業者もあるため、未成年でもカードローンが申し込めたという口コミは信用しないで下さい。

知恵袋で18歳等未成年がお金借りる悩み多いが同意書偽造はNG

ネット検索をすると、18・19歳の未成年者によるお金が必要という悩みが多く見られます。

とはいえ、借り入れのために親・保護者の同意書が必要ということから、同意書を自身で偽造した場合、詐欺罪にあたる可能性あり。(参考:刑法「(詐欺)第二百四十六条」)未成年であれ、刑法によって処罰を受けるケースもありますから、絶対にしないようにしましょう。

また、未成年が虚偽申告で契約締結した場合、親権者が先に気づいたとしてもその契約を無効にすることが不可能になるケースもあります。民法第二十一条にて、未成年が詐術を使用した場合に、その行為の取消しができないことが示されています。

契約取り消し、あるいは取り消し無効のケースと、状況により違ってきますが、まず違法行為は絶対にしないで下さい。

20歳未満(未成年)が金融会社からお金を借りられない理由:未成年者契約取消

20歳未満(未成年)は、ひとりでは契約ができないことになっています。

これは、一般的に成人より経験値が低く、知識も乏しいとされているからです。

経験値もあり知識があった上でカードローンなどの契約をしたとしても、親権者もしくは未成年後後見人なしだった場合、「取り消したい」と言えば、契約が無効となってしまいます。

これを消費者金融がされてしまった時は、従わざるを得ません。契約者である未成年の返済義務はなくなります。

悪用をしようと思えば、未成年者にとってとても有利です。

それくらい未成年は、不利な契約をしないように、借金が簡単にできないように守られているということでもあります。

自分で責任がとれる年齢として20歳以上ということが決められています。だから20歳未満(未成年)では、カードローンの契約などをひとりでは難しいのです。

個人間融資掲示板等SNSや年齢制限なしの貸金業者はNG

未成年の借り入れに制限があるため、個人間融資掲示板などのSNSを利用する人も少なくありません。ですが、裏ではヤミ金が潜んでいる場合もあり、違法な超高金利や取り立てなどでトラブルに発展することは確実です。絶対に利用しないようにしましょう。

また、年齢制限なしを強調している貸金業者もヤミ金である可能性大。甘い謳い文句には必ず裏があるものです。申し込みなど絶対にしないで下さい。

成人年齢引き下げ~18歳でもお金を借りれるようになる?

法務省は、2022年4月より成人年齢が20歳から18歳へと引き下げとなることを発表しています。(参考:法務省「民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について」)

この引き下げによって、携帯電話の購入、返済能力に適したクレジットカード作成やローン契約などが可能となることになります。

つまり、この法改正によって金融機関・業者のカードローンでも貸付条件を18歳からと変更になる可能性も考えられます。

18・19歳以下の未成年が自分名義でお金を借りたい場合

ではまず、18歳・19歳以下の未成年が、自分自身の名義でお金を借りたい場合の方法を挙げていきましょう。

未成年が親にバレずにお金借りる方法はある?

未成年が親にバレずにお金を借りる方法とは、当然親の同意書不要で借りる方法となります。その方法には、以下が挙げられます。

未成年が親にバレずにお金を借りる方法
  1. 未成年の学生なら学生ローン
  2. 既に持っているクレジットカードのキャッシング枠
  3. お金借りたい未成年が正社員なら従業員貸付制度
  4. 銀行などの自動融資・貯金担保自動貸付け
  5. アルバイトの未成年なら給料の前借り・前払いを検討

①お金を借りる学生が未成年の場合は学生ローンを

金融業者の中には、学生を対象とした貸付、学生ローンを提供しているところがあります。金融機関・業者提供のカードローンに比べ、柔軟な年齢制限となっているため、未成年でもお金が借りられるのです。

一部に至っては、親の同意書不要で貸付を行っていることもあり、親にバレずにお金を借りたいという未成年学生に最適。

ですが、基本的に学生が対象となっていることに要注意。また、審査も行われます。

以下、未成年が申し込める学生ローンをご紹介しましょう。

業者 貸付利率 利用可能額 年齢などについて
カレッヂ 実質年率17.0%(遅延損害金は年20.0%) 審査後の設定で最高50万円まで、ただし成人前は最高10万円(関連:お金を借りられる限度額はいくらまで?) 対象者は高卒以上の大学生や短大生、予備校生、専門学校生で日本国籍あり、安定収入ありの人。クーリングオフとして、未成年者の場合は初回契約日から16日以内であれば、無利息+元金のみの返済にて解約可能。親の同意書不要。
学協 実質年率16.4%(遅延損害金は年20.0%) 最高40万円までで設定 大学生や短大生、専門学校生など顔写真入りの学生証があればOK。ただし未成年の申し込みは来店のみでの受付となっています。そして、本人以外への連絡はなし。
フレンド田 実質年率12.0~17.0%(遅延損害金は20.0%) 最高50万円までで設定 高卒以上の大学生や短大生、専門学校生、予備校生で、安定収入あり、必要書類の提示が可能な人。ただし、未成年者の場合は親権者の同意が必要です。
学生ローン マルイ 12.0〜17.0% 100万円まで 高校生、高等専門学校生、大学生、大学院生など全国の現役学生・
学生時代に借入経験のある社会人

(浪人生がお金を借りる方法一覧!教育ローンや学生ローン・奨学金の条件や借入時の注意点等解説)

多くはありませんが、学生ローンに特化した地域密着型の登録済み業者では、他にもあるかもしれません。ただし貸金業者は、登録された正規の業者かどうかをチェックしておくことがおすすめです。

また学生ローンは、未成年では最高で10万円までといった少額借り入れになることが特徴的です。

返済を長期延滞するなど金融事故となれば、将来的に金融機関・業者での借り入れが難しくなることも。

返済計画をしっかりと立てて借り入れを行うことが大切です。

ちなみに、2022年で成人年齢の引き下げが施行された後には、18・19歳でも学生ローンが利用しやすくなるかもしれません。

②今日中にお金が必要な未成年にクレジットカードのキャッシング枠

既にキャッシング枠付きのクレジットカードを持っているのであれば、その利用で親にバレずに即日融資が受けられます。

ただしお持ちでない人は、親・保護者の同意とともに、クレジットカードの申し込みから始める必要があります。以下おすすめのクレジットカードをいくつかご紹介しましょう。

ちなみに、カード受け取りまでに1~3週間かかることが基本的。もちろん、使い方にも注意しましょう。(関連:クレジットカードの支払いに遅れるとどんなデメリットがあるの?強制解約になるまでの流れを紹介)

若年層に人気のクレジットカードとその特徴
JCB CARD W 18歳以上39歳以下で申し込み可能。本人あるいは配偶者に安定した継続収入がある、または高校生ではない18歳以上の学生が対象です。ただし、一部申し込み不可能となっている学校あり。ポイント還元など様々な特典サービスを充実させています。
三井住友カード ナンバーレス 高校生を除く満18歳以上の人が対象。年会費永久無料。カード番号などの印字なしで、安心安全な人気のカードです。カード番号や有効期限などの情報は、スマホアプリのダウンロードで確認可能。ポイント制でお得。
VIASOカード 高校生を除く18歳以上の安定収入がある人、または学生の人を対象。ただし未成年は親権者の同意必要。年会費無料、ポイント還元、入会特典キャンペーンなどサービス抜群です。
三井住友カード デビュープラス(学生) 高校生を除く満18~25歳までの学生限定。初年度の年会費は無料、通常は1,375円(税込)ですが、翌年度以降も年に1度の利用で年会費無料となります。
学生専用ライフカード 高校生ではない満18歳以上満25歳以下の学生限定。年会費永久無料。学生に嬉しい特典が盛りだくさんで、学生生活のサポーター的なクレジットカードです。
エポスカード
高校生を除く18歳以上の人を対象。年会費は永年無料。全国の居酒屋やカフェなどで優待、ポイントを貯める・使うなど、お得なサービスが多く、学生におすすめです。最短即日発行・受け取りを可能としています。(関連:エポスカードの支払いに遅れたら?ペナルティと回避方法を紹介)
楽天カード
高校生を除く18歳以上の人を対象。年会費は永年無料。学生限定の「楽天カード アカデミー」も人気です。楽天市場の利用者には、ポイント還元などのサービス満載で是非ともおすすめ。(関連:楽天カードの支払いに遅れるとどんなペナルティがある?対処法と利用再開の目安)

即日発行のクレジットカードを希望する未成年者への基礎知識

クレジットカードの中には、最短即日発行・受け取りを可能としているものもあります。即日を希望する場合は、「即日発行」をうたっているところを選択するといいでしょう。基本的に即日発行・受け取りは、カードカウンターを設置しているクレジットカード会社が行っています。

そして即日発行・受け取りの注意点として、以下のポイントをおさえておきましょう。

  • スマホやネットなどオンラインでの申し込みを行うこと。
  • 即日受け取りを希望の場合、その申し込み時間に注意が必要。
  • キャッシング枠は0円で申し込むこと。
  • 未成年では親・保護者の同意が必要。

キャッシング枠の申し込みは後からとなり、現金は即日借りられないものの、ショッピング枠の即日利用が可能です。

③お金借りたい未成年が正社員なら従業員貸付制度

中卒、高卒の未成年でも正社員であれば、勤務先で導入されている従業員貸付制度を利用してお金を借りることが可能です。

従業員貸付制度(社内貸付制度)は、福利厚生のひとつとされていて、社内貸付規程が作られていて、勤務先で導入されている場合に限ります。

給料の前払いや前借りとは違い、会社から借り入れをするシステムですから、翌月分が一気に減額されてお金がない、なんていう心配はありません。

利用制限法及び出資法の範囲内での金融機関・業者よりも低金利での借り入れが可能となっています。そして、未成年であっても基本的に親・保護者の同意が必要ありません。

会社により、従業員貸付制度の内容は違っています。未成年の正社員でお金を借りたい人は、勤務先の経理担当者に詳細を問い合わせてみましょう。

④銀行等の預貯金担保自動貸付けなら未成年も即日融資可能

銀行などの金融機関で、定期・定額預貯金を持っている未成年であれば、その預貯金を担保に自動融資が受けられます。

基本的に一定の定期・定額預貯金を有していれば、通常のローン商品のような審査や年齢制限がなく、親にバレる心配もありません。働いていない未成年も利用可能なのです。

自動貸付は、定期・定額預貯金を解約せずに、預貯金額の90%ほどまで借りられることが特徴的。30万円の定期があるとして、27万円が借りられるという計算となります。

定期預金がある場合にしか使えない方法ではあります。

以下の記事でも詳細をご紹介していますので、是非ご覧下さい。

⑤アルバイトの未成年なら給料の前借り・前払いを検討

一般的なローンとは違いますが、勤務先で給料の前借り・前払いを請求することも可能です。給料の前借り・前払いについては、労働基準法にて、その権利が認められています。(参考:労働基準法「(非常時払)第二十五条」)

資金目的が緊急時と限られているものの、アルバイトであっても利用可能。親・保護者の同意なく前借り・前払いできるので、アルバイトの未成年には大きなメリットともいえます。(給料前借り・前払いアプリ)

前借り・前払いについては、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、是非ご覧下さい。

前借のお金は、「非常の場合の費用」と使用用途に制限がありますので、遊びのお金が足りないからちょっと借りたいという場合には向きません。それらしい利用目的が必要となります。例えば、病気の治療とか被災した、出産費用が必要などです。

会社により前借り・前払いを行っていないところもあるため、まずは勤務先に確認しましょう。

未成年でもお金を借りれる他の方法

他に、未成年がお金を借りれる方法として、以下が挙げられます。

未成年がお金を借りれる他の方法
  1. 未成年の学生が学費としてお金借りるには奨学金制度
  2. 親に教育ローン・教育一般貸付の契約を頼む
  3. 未成年がお金借りる方法としてろうきんも利用可能
  4. 家族が組合員ならJA(農協)で未成年でもお金借りれる
  5. 未成年の公務員なら共済組合の貸付が利用できる
  6. お金を借りる必要がある未成年が社会人前なら内定者ローン
  7. 即日融資の可能性!未成年で生命保険の契約者貸付制度利用
  8. 未成年でお金を借りたいなら質屋も利用可能なところあり
  9. 未成年が現金借りる即日方法に親や知人からの借入
  10. 未成年の個人事業主はお金を借りることが難しい
  11. 未成年が不動産担保ローンでお金を借りる可能性あり

では、それぞれについてご解説していきます。

①未成年の学生が学費としてお金借りるには奨学金制度

未成年の学生で、お金が必要な理由が学費など修学関係であるのなら、奨学金制度の利用がおすすめです。

奨学金であれば、未成年であっても高額融資を受けられます。さらに金利は1.03.0%と低金利であり、据置期間もありますから、卒業後に返済していくことが可能。

奨学金には、以下の4種類がメインとして挙げられます。

奨学金の種類・提供 特徴
日本学生支援機構 進学前、あるいは進学後に申し込みも可能とし、最も利用者が多い奨学金制度です。月々の借入金額も選択できます。無利子の第一種奨学金や有利子の第二種奨学金の他、入学時の一時金もあります。(参考:日本学生支援機構)
大学による独自提供 主に私立大学による奨学金制度。成績優秀者には、授業料が半額あるいは全額免除となる特待生制度が適用されることも。各大学により細やかな設定は違っているため、進学希望の大学へご確認を。
地方自治体提供 各区自治体により提供されている奨学金制度。地域の学校に在学、あるいは進学予定であるかどうかが条件となっています。中には、保護者が対象となる地域の在住者であれば利用可能というものもあるため、事前に細やかな点をチェックしておきましょう。
民間企業提供 民間企業による独自提供の奨学金制度。事故などで親を亡くした子供を支援する団体の提供など。各新聞社が新聞配達アルバイトを条件に提供している奨学金の新聞奨学生制度も有名です。

奨学金の申し込み時期もそれぞれ決められていますから、早急にお問い合わせを。

奨学金の金額は大きいため、返済期間が長くなりがちです。社会人になってからも支払いが続き、返済ができないなどの社会問題ともなっていますので、利子が低いとは言え、計画的な返済を行っていく覚悟が必要となります。

②親に教育一般貸付(国の教育ローン)の契約を頼む

どの親も、まだ学生かつ未成年である我が子に、借金を負わせることを望んでいません。未成年ではローン契約に限りがあり、修学に関し奨学金だけでは足りない場合には、親に教育一般貸付の契約を頼んでみましょう。(関連:国や自治体からお金を借りる方法全て!個人向け公的融資・貸付制度について解説)

奨学金とは違い、日本政策金融公庫が提供する国の教育ローンは、学生本人の親・保護者が契約します。低金利の借り入れであり、奨学金との併用も可能ですから、出世払いを約束して学生の間は親を頼ることも考えましょう。

他に、低所得世帯を対象とした教育支援資金もあります。(関連:市役所でお金を借りる方法「生活福祉資金貸付制度」は無職も可能)こちらも連帯保証人を付けることで利子が0円となる貸付方法もありますので、世帯内で相談をすることで利息なしで借りるkとおができます。

ちなみに公的な教育ローン以外に、金融機関・業者の教育ローンもあります。金利は高めですが、融資額が高額である上、融資までが比較的スピーディであることがメリットにあります。民間では、地方銀行に加え信用金庫が金利低めでおすすめです。(必ず借りれる教育ローンはある?どこがいい?審査が甘いローンの有無や学生本人が借りられる方法や国の支援制度等解説)

③未成年がお金借りる方法としてろうきんも利用可能

高卒以上で定期的な安定収入がある未成年の場合、親・保護者の同意ありで、ろうきんのカードローンが利用可能です。

ろうきんは労働者のサポートを目的としている金融機関のため、融資業務も高校卒業後の働く18歳以上を貸付対象としているのです。

例として以下に中央ろうきんのカードローン、マイプランの申し込み条件一部を挙げてみます。

中央ろうきんの申し込み条件一部

対象者

  • 満18歳以上満65歳未満の人、ただし未成年の場合は法定代理人(親権者)による同意が必要。
  • 継続した安定年収が150万円以上。
  • 同一勤務先で1年以上の勤務歴がある人、自営業者の場合は原則として同一事業を3年以上継続していること。(自営業者でもお金を借りる)

もちろん、地域のろうきんにより貸付条件などに違いがある場合が考えられますので、まずはご確認を。また、以下の記事ではろうきんでお金を借りる方法について詳細をご紹介しています。

④家族が組合員ならJA(農協)で未成年でもお金借りれる

家族がJAの組合員である場合、限度額により18歳以上からカードローンが利用可能となっています。

ただし、JAも地域によりカードローンの申し込み条件や金利など、細やかな設定などに違いがあります。まずは地域のJAへお問い合わせ下さい。

⑤未成年の公務員なら共済組合の貸付が利用できる

未成年の公務員には、共済組合の貸付が利用可能です。

ただし基本的に、婚姻していない未成年の場合は、親・保護者の同意書など別途書類が必要となります。

貸付内容・条件などについては、加入している共済組合にご確認下さい。

⑥お金を借りる必要がある未成年が社会人前なら内定者ローン

就職の内定者である未成年なら、金融機関の内定者ローンを利用することもおすすめです。

有名な提供先としては、ろうきんもその1つ。基本的な条件としては、地域に勤務予定の18歳以上であること、未成年者は親・保護者の同意が必要であることなど。

ただし、各地域のろうきんにより詳細に違いがあります。

⑦即日融資の可能性!未成年で生命保険の契約者貸付制度利用

無職の未成年でも、対象である生命保険に加入している場合、契約者貸付制度を利用できるケースがあります。

対象となる保険は、積立型で解約返戻金がある保険となっています。審査がないため、信用情報でブラックとなっている人も、対象の生命保険加入者であれば借りられる方法です。

未成年であっても生命保険の契約の際には、親・保護者による同意が確認されています。そのため、親・保護者の責任をベースに、この契約者貸付が利用可能となるのです。

ただし未成年の場合別途書類の提出が必要であること、保険会社によっては未成年の利用が制限されている可能性があることに注意。

まずは加入中の生命保険会社にご確認を。

⑧未成年でお金を借りたいなら質屋も利用可能なところあり

担保にできるブランド品など高級品をお持ちの人には、質屋の利用もいいでしょう。

質屋によっては、未成年でも利用できるところがあります。とはいえ、親・保護者の同意が必要というところが多め。

そして審査なしで最短即日融資が受けられ便利ではありますが、高金利であることも覚えておきましょう。

⑨未成年が現金借りる即日方法に親や知人からの借入

どこからも借りられないけれど、今すぐお金が必要という未成年も多くいることでしょう。

その場合の最終手段として、親や知人に頼むことも1つです。そしてその頼み方には要注意。

特に、少額の借り入れでは、頼みやすいかもしれません。

とはいえ借り入れですから、親しき仲にも礼儀あり、どんな関係性であれ借用書や金利の設定などを自ら提案することが大切です。信頼関係を崩してしまわないためにも、必ず完済を約束し、常に誠意を見せるようにしましょう。

⑩未成年の個人事業主はお金を借りることが難しい

個人事業主で資金繰りが難しい状況にあれば、金融機関・業者のビジネスローン小規模共済などの利用が一般的。

ですが個人事業主が未成年である場合、借り入れはなかなか難しいといえます。未成年の個人事業主は、社会的信用度が低いという判断がベースにある上、記述通り法的にローン契約が困難なため。

金融機関・業者提供のビジネスローンも、20歳以上という年齢制限が設けられていることが原則的です。

ちなみに、成人年齢が引き下げとなる2022年4月以降は、現在未成年の個人事業主にも、借り入れの幅が広がるかもしれませんね。

⑪未成年が不動産担保ローンでお金を借りる可能性あり

不動産を所有している人は、その不動産を担保にお金を借りることも可能です。

担保となる不動産の所有者が未成年の場合、また不動産を担保とする借受人が未成年の場合、後見制度の使用で融資可能。ただし、不動産担保ローンを提供している機関・業者により様々なケースがありますので、まずはお問い合わせを。

未成年でお金借りるのが困難なら増やす方法等を試す

どこからもお金が借りられないという未成年もいるはずです。

その場合には、お金を増やす方法も試してみるといいでしょう。

メルカリなどネットオークションやリサイクルショップ

メルカリやラクマ、ヤフオクなどネットオークションにて不用品を販売する人が増えています。年齢層も幅広く、未成年の出品も多くあります。

ネットやアプリでの売り買いは便利ではありますが、騙されないように、詐欺なども多いのでひっかからないようにしましょう。

また、まとまった金額まで稼ぐとなると時間がかかり、即日にお金が必要であれば少し難しいです。

また、実際の店舗のリサイクルショップでの買取もいいでしょう。トレファクやセカスト、ブックオフなどが馴染みがあるのではないでしょうか。

ただし、リサイクルショップの場合は、未成年からの買取を禁止しているところもあるため、事前に確認をしておきましょう。

リサイクルショップ名 利用条件
トレジャーファクトリー 18歳未満利用不可
セカンドストリート 18歳未満は親権者の同伴と書類が必要
BOOK-OFF 18歳未満利用不可

お金が必要な未成年に有効!バンドルカードの発行

審査や年齢制限がないバンドルカードの発行も、中学生や高校生など未成年に人気です。

プリペイド式カードで、お金をチャージしてから利用、翌月に返済します。ネット通販などでどうしても今すぐ購入したいという時におすすめの優れたカードです。

未成年の発行には、親・保護者の同意が必要となります。

未成年でも利用可能!デビットカードを発行する

デビッドカードとは、ショッピング時にクレジットカードと同様、利用できるカードのことです。ただし双方の違いとして、デビットカードの場合利用した瞬間に指定している金融機関の普通口座より自動引き落としされること。つまり、口座の残高分だけ使えるということです。

デビットカードの申し込み条件は、満15歳以上となっており、審査もないことから口座さえあれば未成年も利用可能です。以下、おすすめのデビットカードをいくつか挙げてみました。

デビットカード 特徴
楽天銀行デビットカード 他金融機関より比較的ポイント還元率高めでおすすめ。既に楽天銀行口座を有している人は、公式サイトから最短60秒での申し込みが可能です。
PayPay銀行Visaデビット 年会費無料で、日本国内はもちろんのこと海外でもVisaマークありのお店で利用可能。補償付きでトラブル発生にも対応可。
三菱UFJ-デビット 初年度は年会費無料。国内外のVisaマークありのお店で利用可能、補償付き。ただしカードの有効期限は5年間となっています。

クラウドソーシングなど副収入を得る

お金を増やす方法といえば、やはり副業をすることが一番。自身の得意案件が受けられるクラウドソーシングもその1つです。中には、クラウドワークスやCraudiaなど法定代理人の同意ありの18・19歳の未成年も登録可能なところもあります。

他にも、リサーチ・アンケート会社、ポイント活動(ポイ活)など、未成年でもできるところでの副業もおすすめです。

未成年でもお金を借りる方法が無理なら生活保護の検討も

お金に困っている未成年者は、条件を満たしていることで国民全てを対象としている生活保護の受給も可能です。(参考:生活保護法「(この法律の目的)第一条」)

その条件とは、以下の通り。

  • 親・保護者などから援助が受けられない状態にある。
  • 収入が最低限必要な生活費を超過していない。
  • 持ち家や車などを所有していない。
  • 病気などの事情で働けない状態にある。

もちろん、遊興費などが必要といった理由では、受給することはできません。

生活保護は、生活困窮者にある国民をサポートする目的をベースに設けられている制度です。(参考:厚生労働省「生活保護制度」)上記の条件を満たしていれば、未成年も親・保護者の同意書なしで受給可能です。

他にも公的な制度では、対象が未成年の場合、親・保護者を申請者とする助成金などもあります。各地域の福祉事務所などにお問い合わせしてみて下さい。

関連ページ
誰がお金を借りる?

ウーバーイーツ配達員がお金を借りる方法!Uber Eatsで働いている人の借入・申込先や審査落ちしない為の注意点等解説

2023年4月19日(広告)
お金借りる今すぐナビなら即日お金が必要で借りたい人にも方法を徹底解説中
ウーバーイーツの配達員がお金を借りる方法を解説します。 専業で配達パートナーをしている場合、金融機関から借り入れできるか不安に感じてい …