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生命保険からお金を借りれるの?保険を担保に借入する契約者貸付制度の仕組みや・デメリット等解説

契約者貸付制度

「急な出費でお金が必要だけど、もしもの時に保障が無くなるのが不安で保険は解約したくない…」そんな方には、契約者貸付制度がおすすめです。

契約者貸付制度は、契約している生命保険の積立金である「解約返戻金」を担保に、保険会社からお金を借りれる制度です。

生命保険による保障は残しつつ、設定されている限度額内で、自由にお金を借りることが出来ます。

この記事では、そんな契約者貸付制度の仕組みや、メリット・デメリットについて、解説していきます。

カードローンなどの他の借入方法と比べて、契約者貸付制度が自分にとってお得かどうか判断するためにも、ぜひ最後まで読んでください。

この記事でわかること
  • 契約者貸付制度は、万が一の時の保障を残したまま、お金を用意できる
  • 契約者貸付制度は、審査なしで借り入れ可能
  • 契約者貸付制度の金利はカードローンよりも低くてお得
  • 契約者貸付制度は、生命保険が失効になることもある
  • 契約者貸付制度は、保険会社によってはWEB申し込みだと即日融資
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【目次】このページ先読み

生命保険でお金を借りる契約者貸付制度とは?

契約者貸付制度とは、生命保険の「解約返戻金」を担保に、保険会社からお金を借りられる制度です。

「入っていて良かった生命保険は?」のアンケートを取った際の元データ(.csv)は下記よりダウンロードできます。
>>seimeihoken.csv

保険を解約することなく、すぐにまとまったお金を借りることができます。

もちろん、保険を解約して解約返戻金を受け取ってお金を用意することもできます。

ただし、万が一のことが起こった場合に保障を受けられなくなるので、まずは保険を解約せずにお金を借りられる、「契約者貸付制度」の利用を検討するのがおすすめです。

契約者貸付の要点をまとめると
  • 解約返戻金を担保にお金を借りられる
  • 金利は2%~8%と低い
  • バブル期に契約した保険は金利が高い
  • 借入の限度額は、解約返戻金の7~9割
  • 返済方法や期日は自由に決められる
契約者貸付制度について
金利・利息の相場は? 2%~8%前後
限度額・上限額の相場はいくら? 解約返戻金の7割~9割
返済期間・返済期日はどのくらい? 相談によって自由に決められる
申込から借入までの時間はどのくらい? 当日~3営業日ほど

契約者貸付の仕組み

契約者貸付制度は、契約している保険の「解約返戻金」を担保に、決められた限度額内で自由に借り入れを行うことが出来る制度です。

この「解約返戻金」とは、保険を解約した際に払い戻される、積立金のことです。

保険には、払い込んだ保険料の一部が積み立てられる「貯蓄型保険」と、積立金の無い「掛け捨て型保険」があります。

解約返戻金があり、契約者貸付制度が利用できるのは貯蓄型保険のみです。

貯蓄型保険と掛け捨て型保険の違い
  • 貯蓄型保険…保険料の一部が積み立てられ、解約や満了時に「解約返戻金」を受け取れる←契約者貸付制度の対象
  • 掛け捨て型保険…保険料は安いが、積み立て金が無く、保障のみの保険←契約者貸付制度の対象外

解約返戻金のある貯蓄型保険は主に以下の4つの保険があります。

  • 終身保険一生涯保証が続き、死亡した際は死亡保険、解約した際は解約返戻金が受取れる
  • 養老保険…死亡した場合には死亡保険金、満期時に生存していた場合には満期保険金が受取れる
  • 学資保険…子供の年齢や進学に合わせて教育資金や満期保険金が受け取れ、契約者の親が死亡した場合は、それ以降の保険料の支払いが免除される
  • 個人年金保険…契約時に決めた年齢から年金が受け取れる保険

以上の4つの保険が「解約返戻金」があり、契約者貸付制度を利用できる保険です。

特に終身保険や学資保険は、いざと言う時に保障が受けられないと、受取人である家族が非常に困ることになってしまいます。(学資保険でお金を借りる方法)

場合によっては、大事な家族のその後の人生に大きく悪い影響を与えてしまうことも考えられます。

契約者貸付制度は、そういった万が一の時の為の保障を残しつつ、お金を用意できる便利な借り入れ方法です。

金利・利息の相場

金利の相場は、契約時期や保険会社、保険の種類によってことなりますが、一般的には年利2%~8%前後が相場です。

この金利については、借入申し込み時ではなく、保険を契約した時期によって利率が決定されます。

特にバブル期の昭和後期から平成初期に契約した「お宝保険」と言われる、保険料が割安の保険の場合、年間の利息は5%を超える保険がほとんどです。

契約者貸し付けの利率については、最近になればなるほど、金利が低い傾向にあります。

下記に大同生命保険株式会社の利率を参考として載せておきます。

ご契約日 利率(年間)
1994年4月1日まで 4.75%~5.50%
1994年4月2日~1996年4月1日まで 3.75%
1996年4月2日~1999年4月1日まで 2.75%
1999年4月2日以降 2.25%

参考:大同生命保険株式会社 Q.契約者貸付の利率を教えてください

限度額の相場はいくら?

限度額は解約返戻金の7割~9割が相場です。解約返戻金が満額借りられるわけではありません。

契約者貸付制度の限度額は、金融庁の保険会社向けの総合的な監督指針によって、定められているため、どこの保険会社もこの限度額内で貸し付けを行っています。

また、インターネットで借り入れを申し込む場合、保険会社によっては、この限度額とは別に1日の利用限度額も設定されています。

1日の利用限度額については保険会社により異なりますが、おおよそ100万円です。

保険契約したばかりでも借り入れできる?

保険を契約したばかりでも、基本的には借り入れ可能です。

ただし、加入している保険によっては、最低借入額を設定している場合があるので、注意が必要です。

また、借りられとしても、そもそも積立てている額が少額なので、限度額も低い設定となってしまいます。

保険を契約したばかりで、まとまったお金が必要になった場合は、カードローンなどの他の借入方法があります。

借入期間・返済期日はあるの?

基本的には借入期間や返済期日は設けられていません。

返済方法についても、一括や分割、ボーナスなどのまとまったお金が入った時に返済するなど、返済額や時期を自由に決められます。

決められた期日までに一定額の返済が求められるカードローンなどの借り入れと違い、契約者貸付制度は柔軟な返済が可能です。

ただし、最低でも利息分の返済をしないと、利息分も翌年に元金に合算され、複利で借金総額が増えていくため、長期にわたる借り入れには注意が必要です。

一部だけを返済して放置していると、複利で金利分の借金も膨らみ、いつの間にか限度額に達してしまい、保険会社から連絡が来ることもあります。

また、保険会社や保険の種類によっては、返済期日が決められていることもあるので、事前に確認が必要です。

生命保険を担保にお金を借りる契約者貸付制度のメリット

契約者貸付制度のメリットは、解約返戻金を担保にしていることから、「審査不要」かつ「低金利」で気軽にお金を借りれることです。

具体的には次のようなメリットがあります。

生命保険からお金を借りる時のメリット
  • 解約返戻金を担保にしているので、審査なしで借り入れ可能
  • 保険会社なので貸金業法の総量規制に該当しない
  • WEB申し込みなら、最短即日融資の保険会社が多数
  • 借りたお金の使い道が自由に決められる
  • 返済期日がなく、自分に合ったペースで返済できる

審査なしで借りられる

契約者貸付制度では解約返戻金を担保に保険会社がお金を貸し出すので、銀行や消費者金融ではできない即日審査無しの方法です。

一方で、銀行や消費者金融などでの借り入れには、「安定した収入があるか」や「過去に金融事故を起こしていないか」などの事前調査が行われ、これらの融資前の審査に通過する必要があります。(お金を借りる時の審査はどこまで見られる?)

職場への在籍確認や、収入証明書などの書類を準備する必要もないので、気軽に申し込めるのは大きなメリットです。

また、信用情報機関への照会も無いので、過去に債務整理や、延滞などの金融事故を起こしている方でも、問題なく借りられます。

また、契約者貸付制度を利用しても、そのことが信用情報機関へ登録されることも無いので、他の金融機関で借り入れをする際も、融資審査などに影響することもありません。

最短即日で借入までが早い

おおよそ申し込みから翌営業日~3営業日以内の保険会社が多いです。

ただ、最近ではインターネットで平日の指定の時間以内に申し込めば、最短即日で借り入れが出来る保険会社が増えてきています。

即日や翌営業日の振込であれば、大手消費者金融と比べても、変わらないスピードでお金を借りられます。

日本生命 平日の14:30までに申し込み 当日振込
大同生命 平日の9:00~18:50の申し込み 当日または翌営業日の振込
ソニー生命 平日の16:00までに申し込み 翌営業日に振込

ただし、平日にインターネット経由で申し込んでも、振り込みまで数日かかる保険会社もあるので、注意が必要です。

今すぐお金が必要なときには、申し込みからどれくらい時間がかかるか、利用する前に事前に契約している保険会社のホームページや、電話で問い合わせるなどして、確認して下さい。

保険は契約したまま借入れできて解約の必要がない

解約返戻金を受け取る為に、生命保険を解約してしまった場合、万が一の時に保証は一切受けられなくなってしまいます。

しかし、契約者貸付制度を利用すれば、保険は契約したまま、解約の必要が無いので、万が一のことが起こった場合でも保障が受けられます。

いざと言う時の為に保障を残しつつ、必要な資金を調達できることも大きなメリットです。

また、一度保険を解約してしまった場合、健康状態によっては再度保険を契約するのが困難になってしまうことや、年齢を重ねていた場合、以前より保険料が割高になってしまうこともあります。

あわてて保険を解約してしまう前に一度、契約者貸付制度の利用を検討しましょう。

総量規制対象外で借入可能

貸付元が保険会社なので、貸金業法は適用されません。もちろん年収の3分の1以上の貸金業者からの借り入れを制限する「総量規制」の対象外です。

すでに、消費者金融やクレジットカードののキャッシングを利用している方でも、気にせずに利用可能です。

また、契約者貸付の利用後も、CICやそのほかの信用情報機関に登録されることはありません。

なので今後、銀行などでローンを組もうと検討している方も、ローン審査に影響しないので、総量規制オーバーでも気にすることなく利用できます。

使いみちが自由

他の「住宅ローン」や「自動車ローン」などの目的別ローンと違って、契約者貸付制度で借りたお金の使い道には、制限がありません。

また、消費者金融や銀行のカードローンなどは事業資金に使うことを禁止していますが、そういった制約も全くありません。

使いみちを自由に決められのも、契約者貸付制度を利用してお金を借りるメリットの1つです。

カードローンと比較して低金利で借りられる

金利は保険を契約した時期によってことなりますが、おおよそ2%~8%前後ほどです。

カードローンやクレジットカードのキャッシングと比べて、安い金利でお金を借りられます。

以下はカードローンなどと契約者貸付制度の金利を比較した表です。

借り入れ方法 年利
契約者貸付制度 2%~8%
銀行系カードローン(三菱UFJ銀行:バンクイック) 1.8%~14.6%
消費者金融(アコム) 3.0%~18.0%
クレジットカード・キャッシング(JCB) 15.00%~18.00%

銀行や消費者金融のカードローンの最小金利は、安く設定されています。

ただし、安い金利が適用されるのは、限度額が高額な場合など条件が厳しいので、カードローンで一般的に適用される限度額の金利は十数%です。

それに比べると、契約者貸付制度を利用した方がカードローンやクレジットカードのキャッシングを利用するより、金利を大幅に下げ、お得に借り入れすることが出来ます。

返済方法(期日・返済額等)が相談できる

契約者貸付制度は返済方法や期日も、柔軟に対応してもらえるのもメリットの1つです。

一括での支払いや、毎月一定額支払う方法、まとまったお金が入った時に借金の一部を返済することも可能です。また、利息のみ支払うといった返済方法も選べます。

  • 借入金全額を一括で返済
  • 毎月決まった額の返済
  • 借入金の一部だけを返済
  • 借入金の利息分だけを返済

ただし、利息分を支払わず、翌年度に繰り越してしまうと、その利息分に対しても、複利で金利が掛かってしまうので、注意が必要です。

保険会社から定期的に借り入れ状況の確認のお知らせが来ますが、基本的には返済の催促などは来ません。

なので、いつまでにどのように借入金を返済していくか自己管理を行い、計画的に利用・返済していくことが重要です。

契約者貸付制度でお金を借りるデメリット・注意事項

続いては、契約者貸付制度のデメリットと注意事項について解説していきます。

知らずに契約者貸付制度を利用してお金を借りてしまうと、必要な時に保険金が受取れなくなってしまう場合や、保険が失効されてしまうこともあります。

万が一の時に、保障の受取人である家族を困らせない為にも、必ず確認しておきましょう。

ここにボックスタイトルを入力
  • 解約返戻金よりも借金が膨らむと、保険が失効になる
  • 給付金やお祝い金が借金の返済に充てられ、受け取れないこともある
  • 借金が残り続けた場合、解約返戻金から引かれてしまう
  • 利息分の返済が出来ないと、複利で借金が増えてしまう
  • バブル期に契約した保険は、利息が高い

借り入れ額が返戻金を超えると保険失効・解除される場合がある

担保である解約返戻金よりも借金が膨らんでしまうと、保険を失効・解除される場合があります。

契約者貸付制度には限度額が決められているので、返戻金の範囲を超えることが無いように思いますが、利息が複利で増えていくので、返済を長期間行っていないと、元金と利息が返戻金を超えてしまうケースがあります。

長期間の借入は、利息がどんどん膨らんでいってしまい、保険が失効になってしまうことがあるので気を付けなければなりません。

生命保険が解約になってしまうと、万が一の時に保証を受けられなくなってしまうので、現在の借り入れ状況は定期的にチェックすることが重要です。

給付金やお祝い金等を返済と相殺される事がある

契約者貸付制度を利用中に、保険金や生存給付金、お祝い金などの支払いが保険会社からあった場合に、そのお金が借金の元金や利息の返済と相殺され、お金を受け取れない事があります。

高額な医療費や、子供の教育費など、何かあった時に保険の保障や給付金を頼りにしていた場合、お金が受け取れなくて、困ることになります。

また、もっと困るのは、受取人が借金の存在を知らないまま被保険者が死亡し、受け取れると思っていた金額が受け取れないケースです。

いざと言う時に安心して保険を受けとるためにも、借りる前に返済のメドを立てて置き、できるだけ借入額が膨らまないように、早めの返済を心がけることが重要です。

返済できなくなった場合は解約返戻金から引かれる

保険の満了時点で借金の残高が残っていた場合、解約返戻金から借金が引かれてしまいます。

たとえば、満額で500万円の解約返戻金が受け取れる場合でも300万円の借金が残っていた場合、200万円しか受け取れません。

500万(解約返戻金)-300万(借り入れ残高)=200万(受取金額)

解約返戻金をいったん全額を受け取って、その後、借金を少しずつ返していくということは出来ません。

上記例のように、満了期に解約返戻金から一括で引かれて、残りが支払われることになります。

借りている期間は利息は日々増えていく

契約者貸付性も借金なので、当然借り入れをした日から毎日利息が掛かります。また、契約者貸付制度の金利は複利です。

もし、利息分の支払いが残ってしまった場合、翌年度に元金にプラスされます。

例えば、100万円を借り入れして、年利5%だった場合、利息分の返済をしないと、次のような計算方法で借り入れ額が増えていきます。

  • 1年目:100万円(元金)+利息5万円(100万円×5%)=105万円
  • 2年目:105万円(元金)+利息5万2500円(105万円×5%)=110万2,500円
  • 3年目:110万2500円(元金)+利息5万5125(110万2500円×5%)=115万7,625円

2年目は105万+5万の110万ではなく、105万+5万2,500円として加算されていくのが、複利の特徴です。

複利の借金は雪だるま式に増えていくので、気が付いたら、解約返戻金を超えてしまい、保険が失効されることになりかねません。

金利が安くても、返済が長引くとどんどん借金が膨らむので、他の借金同様、なるべく早めに返済することが重要です。

お金を借りた後、返済のメドが立っていない場合は、複利でなく単利で利息がかかるカードローンの利用もおすすめです。万が一借金額が大きくなっても、保険が失効することもありません。

保険会社の商品によっては金利が高くなる場合がある

保険会社や保険の種類、また契約時期によっても金利は異なります。

特にその中でも、「お宝保険」と呼ばれる、昭和後期~平成初期のバブル期に契約した生命保険の場合、契約者貸付でお金を借りるのは注意が必要です。

なぜなら、お宝保険は保障や解約返戻金に対して保険料が割安な分、契約者貸し付けで借り入れした際は、その分金利が高くなってしまうからです。

以下の表のように、昭和後期~平成初期の保険で契約者貸付制度を利用すると、利息が高くなってしまいます。

日本生命 1994年4月1日以前の契約 (年利)5.75%
第一生命 1994年4月1日以前の契約 (年利)5.75%
ソニー生命 1989年6月30日以前の契約 (年利)8.00%
オリックス生命 1985年11月1日~1990年9月1日の間の契約 (年利)7.75%

もし、複数の生命保険に加入している場合は、なるべく最近契約した生命保険で借り入れしたほうが、金利が低く抑えられるのでおすすめです。

生命保険からお金を借りられる契約者貸付制度の利用方法

契約者貸付制度を利用してお金を借りるための条件や、申し込み方法について解説していきます。

契約者貸付を実際に利用する前に、本章を読んで以下のポイントを確認しておきましょう。

契約者貸付を利用する時のポイント
  • 解約している保険に「解約返戻金」が含まれているか
  • 借り入れできるのは保険契約者本人のみ
  • 申し込み方法は主に5種類ある
  • インターネット申し込みが簡単で早くて便利
  • インターネット決済による返済にも対応

利用するための条件とは?

契約者貸付制度は便利な借り入れ方法ですが、利用するためには契約している保険に「解約返戻金」が含まれていることと、「契約者本人」であることが必須条件です。

契約者貸付制度を利用するための2つの条件
  • 「解約返戻金」が契約に含まれている保険に加入している
  • 「契約者本人」である

それぞれについて、順番に解説していきます。

「解約返戻金」が契約に含まれている保険に加入していること

当然、加入している保険に解約返戻金の制度が無いと、契約者貸付制度は利用できません。

解約返戻金が無い保険とは、いわゆる掛け捨て型の保険のことです。

掛け捨て型の保険を契約していた場合、当然担保になる「解約返戻金」が無いので、契約者貸付制度は利用できません。

もし、掛け捨て型の保険に加入している場合は、カードローンなどの別の方法での借り入れを検討する必要があります。

「契約者本人」であること

契約者貸付制度を利用して借り入れできるのは、保険の「契約者本人」のみです。

保険には3つの名義があり、「保険契約者」、「被保険者」、「保険受取人」の3つに分かれます。

保険の3つの名義
  • 保険契約者…生命保険会社と契約する人
  • 被保険者…死亡や病気などが保険の対象になる人
  • 保険受取人…保険金や給付金を受け取る人

このうち、契約者貸付制度を利用して、借入が出来るのは保険契約者のみです。

たとえば、妻が夫に生命保険を掛けて、子供が受取人なっていたとします。

そうすると、妻が保険契約者、夫が被保険者、子供が保険受取人です。

  • 保険契約者:妻
  • 被保険者:夫
  • 保険受取人:子供

この場合契約者貸付制度を利用できるのは、契約者本人である妻だけです。

学資保険は例外として、契約者が子供の場合であっても、親権者であれば契約者貸付制度が利用可能です。

申込から借り入れ実行までの流れ

この章では、契約者貸付制度の申し込みから借入までの流れについて解説していきます。

申し込み方法は主に以下の5つです。

  • インターネット
  • 保険会社への電話
  • 担当者・コールセンターへの電話
  • 保険会社の店頭窓口
  • ATM

それぞれの申し込み方法の特徴や注意点、申し込みの流れについて、一つずつ順番に紹介していきます。

インターネットによる申し込みの場合

早く簡単に借り入れをしたい場合は、契約している保険会社のマイページや会員ページから行う、インターネット申し込みがおすすめです。

また、保険会社によっては専用のアプリでスマートフォンからより簡単に申し込むことも出来ます。

以下がインターネット申し込みの流れです。

  1. 契約中の保険会社の会員ページにログインする
  2. 契約者貸付の項目を選択
  3. 必要事項を入力
  4. 保険会社が入力内容を確認次第、指定の口座へ振り込まれる

保険会社の多くは、手続きが簡単で借入までがスムーズに出来る、インターネット申し込みを推奨しています。

スマホやパソコンをお持ちなら、このインターネット申し込みがおすすめです。

電話による申し込みの場合

保険会社によっては、契約者貸付制度を利用できる、専用ダイヤルが設けられています。

自動音声に従い、電話端末でIDやパスワードを入力することで、銀行口座にお金が振り込まれます。

事前に証書番号がわかるように、保険証券などを準備しておくと、スムーズな手続きが可能です。

以下が電話申し込みの流れです。

  1. 証書番号がわかる書類を用意する
  2. 専用ダイヤルに電話する
  3. 自動音声に従い、手続きを行う
  4. 指定の口座へ振り込まれる

担当者・コールセンターへ電話による申し込みの場合

契約している保険の担当者、またはコールセンターへ連絡した場合は、自宅へ手続きに必要な書類が送られます。

その書類に必要事項を記入後、店頭窓口へ来店、または郵送にて書類を保険会社へ提出してください。

保険会社が書類を確認後、指定の口座へお金が振り込まれます。

以下が担当者・コールセンターへ電話による申し込みの流れです。

  1. 担当者・コールセンターへ問い合わせ、必要書類を郵送してもらう
  2. 届いた書類に必要事項を記入する
  3. 記入した書類を、店頭窓口へ直接提出するか、郵送する
  4. 書類の確認後、指定の口座へ振り込まれる

保険会社の店頭窓口による申し込みの場合

続いては、保険会社の店頭窓口で、直接申し込む方法です。

窓口で直接手続きする際は、事前に用意しておく書類等(印鑑や保険証、本人確認書類など)を電話で確認しておくと、スムーズに手続きを済ませることが出来ます。

  1. 保険会社へ、事前に必要なものを電話で確認する
  2. 保険会社に指定された必要なもの(印鑑や書類など)を用意する
  3. 店頭窓口へ行って、手続きを済ませる
  4. 手続きの完了後、指定の口座へ振り込まれる

ATMによる申し込みの場合

保険会社によっては、専用のカードを発行している場合があります。

専用カードがある保険会社の場合、銀行や郵便局、コンビニなどの全国の提携ATMで入出金取引が可能です。

ただし、大手保険会社の「第一生命」は、専用カードを用いたATM取引のサービスを2022年9月をもって終了し、現在は「クイックwebサービス」の利用を推奨しています。

今後も、ATMからインターネットを利用したサービスへ移行する保険会社が増えていくと予想されますので、今から契約者貸付制度を申し込む場合は、インターネット申し込みがおすすめです。

返済方法

借入金の返済方法は保険会社によって異なりますが、主に以下の4つです。

契約者貸付の4つの主な返済方法
  • インターネット決済
  • ATMへの入金
  • 指定口座への振り込み
  • 口座振替

最近では、ペイジー対応の振込票を郵送してくれる保険会社もあり、スマホを使ったインターネット決済で、素早く簡単に返済することも可能になってきています。

ただし、返済方法については保険会社によって異なるので、利用する際に事前に確認しておく必要があります。

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この記事の監修者 山口みき
自己紹介 金融WEBメディア運営・管理経験(3年以上)を活かし「お金借りる今すぐナビ」の編集・監修を担当。FP技能士貸金業務取扱主任者・クレジット債権管理士の資格取得にも前向きに取り組んでおり、借り入れに関する疑問や不安に応えるため、常に正確で専門的な情報提供に努めています。
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ワーキングホリデーのお金を借りる方法!ワーホリのお金がない時の資金調達方法・注意点や費用等解説

2023年5月24日(広告)
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