「愛犬の手術費が想像以上に高額で払えない」
「ペットの治療代がこんなに高いとは思っていなかった」
「愛犬のために治療費が払えないときにどうしたらいいのか知りたい」
このような人に対してペットの手術費や治療代の相場はどれぐらいか、どうしても支払えないときの対処方法について順番に説明していきます。
- 犬の手術費は20万円を超えることもある
- 犬の治療代を把握することが重要
- 動物病院の費用は基本的に分割払いできない
- ペットの薬代や病院代は病院によって多少変わる
- ペットの病院代は払えないと治療してもらえない
- どうしても用意できない場合は、一時的に無利息期間のあるカードローンを使う
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犬の病気と治療費の相場
「愛犬が病気になった時の治療費がどのくらいか知りたい」
「愛犬に腫瘍があると診断されたけど手術費用の相場が気になる」
「そもそも犬の治療費の平均が気になる」
まずはそのような人に対して犬の病気と治療費の相場について順番に説明していきます。
愛犬を獣医さんに連れて行ったときにかかる病院代は都道府県や病院によって変わることもあるといわれています。大体平均すると以下の費用がかかるといわれています。
| 初診料 | 1,000円～2,000円 |
|---|---|
| 再診料 | 1,000円～2,000円 |
| 入院料 | 2,000円～7,000円 |
| 往診 | 2,000円～5,000円 |
また犬の治療費については「犬種や犬のサイズ」によって変わります。人間でも体の大きさが違う子供と大人では薬の量が違います。それと同じようにチワワのような超小型犬とゴールデンレトリバーのような大型犬では効果が出るために必要な薬の量が変わります。そのため犬のサイズによって病院代が変わります。
「日本獣医師会「家庭飼育動物（犬・猫）の飼育者意識調査（平成27年度）」によると、犬を飼っている家庭が1ヶ月に動物病院にかけている概算費用は大型犬は平均9,281円、中型犬は平均8,183円、小型犬は平均8,217円、超小型犬は平均7,435円となっています。
大型犬 9,281円 中型犬 8,183円 小型犬 8,217円 超小型犬 7,435円
また10歳以上の高齢となると病気になりやすくなります。そのため今まで以上に動物病院にかかる平均費用が上がります。 また1つの病気に対する平均額は以下のようにいわれています。
1つの病気の治療費の最大額については大型犬の平均が74,893円、中型犬の平均が59,386円、小型犬の平均が66,533円、超小型犬の平均が58,046円です。
引用：動物病院にかける平均費用
続いて犬の治療に必要である大まかな病院代について以下をご覧ください。
| 治療費の種類 | A病院 | Bクリニック |
|---|---|---|
| 開腹手術(外科手術) | 15万円～20万円 | 6万円～8万円 |
| 骨折(外科手術) | 10万円～20万円 | 1万円～15万円 |
| 腎不全(点滴・入院) | 10万円～20万円 | 5万円～20万円 |
| 去勢・避妊手術 | 3万円～8万円 | 2.5万円から5万円 |
| 薬代 | 100円／1日 | 220円／1日 |
このように手術や治療の内容によって値段に差が出ます。さらにお気付きと思いますが病院によっても費用が大きく異なります。もし可能であるなら近所に住んでいる人に聞いて治療費が安い獣医さんを紹介してもらうのもオススメです。
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犬の治療代金が払えないとわかったら治療は無理
「お金は無いけど愛犬の命を助けるために治療をしてもらいたい」
「手術代はないけど、いつも行ってる獣医さんだから治療してもらえるはず」
「治療費は払えないないけど、お金が無いことは黙って治療をしてもらおう」
そのような考えの人も中に入るかもしれません。
結論からお伝えすると犬の治療代金が払えないとわかったら治療は無理と考えてください。
当然ですが獣医さんは治療や手術をボランティアで行なっているわけではありません。ですので治療前に治療費を支払うことができないと分かっている場合は治療を行なってもらうことはできません。
それどころか治療費を払えないと分かっていながらその旨を獣医さんに伝えずに治療をしてもらうと詐欺罪として訴えられる可能性もあります。
治療後にお金がないとなったら詐欺罪に問われる可能性も
「愛犬が助かるタメなら少しくらいの嘘は許してもらえるはず」
「獣医さんは動物を助ける職業なんだから理解してくれるだろう」
「愛犬の命が何より大事だからお金は最悪払えなくても許してくれるはず」
愛犬の治療や手術にかかるお金が思ったよりも高額だった場合にこのように考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、もし愛犬の治療後にお金がないとなったら詐欺罪に問われる可能性もあります。
今後はその病院で治療を受けることは二度とできなくなります。さらにそれだけでなく最悪の場合は獣医さんから警察に被害届けを出されてしまう可能性もあります。その後は裁判所に訴えられ、財産が差し押さえられてしまうことも考えられます。
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犬の医療費は確定申告しても医療費控除の対象とならない
「愛犬も家族だから医療費控除の対象になるはず」
「愛犬の治療費も医療費控除で所得税から差し引かれるのか知りたい」
そのように思っている人に対して説明していきます。
結論からいうと犬の医療費は確定申告しても医療費控除の対象とならないといわれています。順番に説明していきます。
犬をはじめとするペットはもちろん大切な家族の一員です。しかし非常に残念ではありますが法律上は「物」として扱われます。それを踏まえた上で医療費控除について、以下をご覧ください。
医療費控除とは
申告する方やその方と生計を一にする配偶者その他の親族のために、令和3年中に支払った医療費がある場合は、次のとおり計算した金額を医療費控除として、所得金額から差し引くことができます。
医療費控除は「自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族（6親等内の血族と3親等内の姻族）」を対象としています。毎日一緒に生活している犬も、同じ家に住み生計を一にする存在ですが、親族には含まれないので控除の対象から外れることになります。
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犬の高額な手術費用を払うためにできる準備
「前もって愛犬のために治療費を備えることができるのか知りたい」
「愛犬の手術費用を準備する具体的な方法が知りたい」
「急に治療が必要になったけど今からできる準備がないか知りたい」
そのような人に対して犬の高額な手術費用を払うためにできる準備について説明していきます。
前もって準備する方法はもちろんですが、愛犬の大きな病気が見つかり急に高額な手術費用が必要になった時の準備方法について以下の順番で説明していきます。
- ペット保険に加入しておく
- ペットローン・フリーローンを使う
- 分割払いができないか動物病院に相談する
- かかりつけの動物病院をみつけておく
いきなりの出費にも慌てることなく準備ができる方法について順番に深掘りしていきます。
ペット保険に加入しておく
まずはペット保険に加入しておく方法について説明していきます。
ペット保険の歴史は意外と浅く、日本でペット保険が生まれたのは1995年です。ですのでまだペット保険が誕生して30年も経っていないです。 それまではペット医療に公的制度はなかったので、飼い主は愛犬の治療費を全額負担していました。ちなみに日本国内でペット保険を販売している会社は、損害保険・少額短期保険を合わせると17社あります。（2021年7月時点）
ペット保険に加入するメリットは以下の通りです。
- 医療費の自己負担額を抑えられる
- 高度な治療や入院の選択をしやすくなる
- 損害賠償に対応してくれる保険もある
会社によってさまざまな保険があるのでご自身や愛犬にあった保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
ペットローン・フリーローンを使う
続いてペットローン・フリーローンを使う方法について順番に説明していきます。
まずペットローンについて説明していきます。
ペットローンと聞くとはじめに頭に思い浮かぶのは「お家へお迎えするときの分割払い」だと思います。それだけではなく、ペットの高額医療費として使用することも認められており、いざという時にとても頼りになる存在です。金融機関ではイオン銀行とスルガ銀行がペットローンを提供しています。
しかしペットローンにも審査があり、比較的厳しいものが多いとされています。審査期間は平均して1週間〜2週間かかるといわれているので余裕を持って申し込みをするようにしましょう。ペットローンは金融機関のローンですので金利が低いというメリットがあります。
次にフリーローンについて説明していきます。
フリーローンはカードローンと違い、借入可能回数は1回で返済期間があります。
またカードローンは借入金の使用用途の制限がありませんが、フリーローンは事業資金や投資用の資金としての利用はできないとされています。
分割払いができないか動物病院に相談する
次に分割払いができないか動物病院に相談する方法について説明していきます。
先ほども説明したように、治療費用が払えないのなら愛犬の治療はしてもらえないと考える方がいいです。繰り返しになりますが獣医さんもペットの治療をボランティアでしているわけではありませんので、当然ですが治療費は払う必要があります。
治療後に「実はお金がありません」というのはNGと説明しましたが、治療前の相談なら問題はありません。普段から通っているかかりつけ医の獣医さんであれば、もしかすると了承してくれるかもしれません。この時に「きっと理解してくれるだろう」と考えるのはやめたほうがいいです。「断られて当たり前な相談をしている」と考えて相談をするべきです。
また分割払いを許可してくれた場合も自動車や住宅のローンと同じように頭金としてはじめにまとまった支払いをするようにいわれるかもしれません。獣医さんとの信頼関係が構築されているのであれば相談してみるといいかもしれません。
かかりつけの動物病院をみつけておく
次にかかりつけの動物病院をみつけておく方法についてお伝えしていきます。
先ほども少し触れましたが、かかりつけ医を持つことはとても大切です。人間だけでなくペットである愛犬もかかりつけ医を持つことで愛犬の性格や成長過程や今までに罹った病気なども把握してもらえます。またかかりつけ医に関して以下のようにいわれたりもします。
特に、かかりつけ医での定期的な健康診断はとても大切です。動物にも人間と同じように“参考基準値”はありますが、個体差が結構あるんです。継続して健康診断を受けていると、自分のペットにとっての“健康値”を獣医さんがわかってくれるので、何か異常があったときに、見つけやすくなります。
またかかりつけの動物病院をみつけるだけでなく、愛犬の高額な治療費や手術費用を払うためにできる準備として以下のことが挙げられます。
- 治療費の相場を把握しておく
- 愛犬の犬種によってかかりやすい病気を理解しておく
- 手術が必要になる平均年齢を把握しておく
前もって知識を持つことで何年後にどのくらいの治療費が必要か計算して準備することができます。
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犬の病院代が払えない時の対処方法
「お金はないけど大好きな愛犬のために治療をしてあげたい」
「治療費は払えないけど家族同然の愛犬を病院に行かせてあげたい」
「手持ちはないけど絶対に後悔するので何とか治療をしてあげたい」
ともに過ごした時間が長ければ長いほど、弱っていく愛犬を治療しないという選択ができる飼い主さんはいないと思います。しかし手術などの治療になると高額になり、お金が払えない場合もあると思います。
そこで犬の病院代が払えない時の対処法について以下の項目に沿って順番に説明していきます。
- どこまでの治療ができるか検討、諦めるラインを見極める
- 親や友達にお金を借りる
- クレジットカード払いをする・キャッシング枠を使う
- カードローンで即日融資を受ける
それでは順番に深掘りしていきます。
どこまでの治療ができるか検討、諦めるラインを見極める
はじめにどこまでの治療ができるか検討してあきらめるラインを見極める方法について説明していきます。まずはこちらをご覧下さい。
犬も人間と同じように高齢になると病院にかかる頻度が増える傾向にあります。日本獣医師会が行なった調査によると、1ヶ月にかけている動物病院の費用は0才〜6才7,136円、7才〜12才7,800円、13才以上9,801円となっています。
つまり13才以上になると年間で約12万円の病院代がかかる計算になります。
その上でさらに手術をするとなった場合は10万〜20万円もの治療費が必要になります。愛犬に使える病院代の上限を決めておき、獣医さんと治療について相談することをオススメします。
親や友達にお金を借りる
次に親や友達にお金を借りる方法について説明していきます。
家族同然の愛犬ですが動物病院の獣医さんからすると数多くいる患者（犬）のうちの1頭です。ですので分割払いの相談をしても首を横に振られることもあると思います。
しかし親や友達なら愛犬に対する感情はより深いものであると考えられるので、正直にお願いをするとお金を貸してくれるかもしれません。
なにも娯楽やギャンブルのために使うお金ではないので、全額とはいかずとも協力してくれるかもしれません。少しイヤな言い方ですが返済期限や利子もないので、しっかりと頭を下げてお願いしてみることをオススメします。
クレジットカード払いをする・キャッシング枠を使う
次にクレジットカード払いをする・キャッシング枠を使う方法について説明していきます。
クレジットカードを使う方法として「クレジットカード払いをする」「キャッシング枠を使う」の2つに分けることができます。
まずクレジットカード払いをすることについて説明します。
最近は動物病院でもクレジットカードを使用できるようになったところが多いため、手持ちがない場合はクレジットカードで支払いをする方法がオススメです。
次にキャッシング枠を使う方法について説明します。
多くのクレジットカードでは「ショッピング利用枠」と「キャッシング利用枠」が設けられています。このキャッシング利用枠を使うことで限度額まで現金を借りることができます。（ちなみにショッピング利用枠とは先ほど説明したクレジットカード払いのことを指します。）
キャッシング枠を使う際に1つ注意しておきたいことがあります。大半のクレジットカードではショッピング利用枠にキャッシング利用枠が含まれています。ですのでキャッシング利用枠を限度額まで使用するとショッピング利用枠として使用することができなくなります。つまりクレジットカード払いにしている他の支払いを滞納する危険性があります。
カードローンで即日融資を受ける
続いてカードローンで即日融資を受ける方法について説明していきます。
愛犬の急な手術や高額な治療が必要とわかった際、今から申し込んでも即日融資が可能なカードローンもあります。代表的なものは以下の9つです。
- プロミス
- アイフル
- アコム
- オリックス・クレジットのVIPローンカード
- セントラル
- プロミス
- ベルーナノーティス
- レイク
- SMBCモビット（五十音順）
近年、消費者金融ではインターネットから24時間いつでも申し込み可能となっています。
ただ申し込みは24時間可能であっても、申し込みの時間帯とは別に審査受付時間が設定されているために確認が必要です。
また当たり前ですがカードローンでは審査があります。その審査に落ちると融資を受けることができないので注意しましょう。
プロミスなら初回30日無利息で借りれる
続いてプロミスなら初回30日無利息で借りれるという点について説明していきます。
プロミスの他社より優れている特徴として無利息期間に融通が効く点が挙げられます。まずは以下の図をご覧ください。
| 消費者金融 | 無利息期間 |
|---|---|
| プロミス | 初回出金の翌日から30日 |
| アイフル | 契約の翌日から30日 |
| アコム | 契約の翌日から30日 |
| レイク | 契約の翌日から60日 契約の翌日から180日（5万円まで） |
| SMBCモビット | なし |
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無利息期間を契約の翌日から30日で設けている会社は多いです。それに対してプロミスの無利息期間は初回の出金の翌日から30日です。この違いは「借入をするかしないかによって無利息期間のカウントが進むか否か」です。
他社でよくみられる契約の翌日から30日間の無利息期間の場合だと、契約をしても借入をせずに30日が経過すると無利息期間は終了してしまいます。
一方プロミスは初回出金日の翌日から無利息期間が30日間です。仮に契約してから1ヶ月後に借入したとしても、借入を行なった日から30日フルで無利息期間が使えるということになります。
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| この記事の監修者 | 山口みき |
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